奇跡の一本松

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大切に容器に入れられていたのは「奇跡の一本松」の樹皮でした。

 

いまの僕に特別な何かが出来るわけではないけれど

”ずっと忘れない” そんな想いを込めて。

 

昨年もこの日に記事をあげたんで

知ってる方は知ってると思いますがお付き合いくださいね☆

 

5年ほど前、ご依頼くださった方に

見せてもらったのが

大切に容器に入れられた

岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の樹皮でした。

 

この方は防腐処理などを施す目的で

製材会社に一本松が運ばれると知り、

一目見たいと同社を訪問。

運び込まれた際に

丸太から剥がれ落ちた樹皮を一枚拾ったそうです。

そして

「これを身につけることで、震災を風化させないようにできれば」

との想いで樹皮を大切に保管されていたそうです。

ある日

「これをペンダントにできないかな?」と

スプリングオブハートに依頼してくれました。

 

Memory~ずっと忘れない~

Memory~ずっと忘れない~奇跡の一本松

樹皮はペンダントトップとして生まれ変わりました。

形をそのままにはめ込み、

表面が他とあまり接触しないように

外枠を高めに制作し、

クリアのニスを塗り仕上げました。

Memory~ずっと忘れない~奇跡の一本松

Memory~ずっと忘れない~奇跡の一本松

そして裏には 2011 3.11 と

Love&Smile の文字をいれました。

Memory~ずっと忘れない~奇跡の一本松

制作から数年たった今でも

樹皮の感触と

”あの時、たくさんの声を聴き、

押し寄せる強い力にも倒れず、

あの場所に立っていたんだなぁ・・・”という事実に

こころが震えます。

そして作品への想いを

スプリングオブハートなりの解釈で

綴った言葉がこちら

Memory~ずっと忘れない~奇跡の一本松

こちらのストーリーカードと一緒に納品しました。

依頼者の方へお渡しした後、

作品とストーリーカードを読んで感動され

そのまま新聞社に電話、その後作品が新聞へ掲載されました。

その行動力に驚きました(^^)

スプリングオブハートの

こころにも刻まれた

忘れ得ぬ作品のひとつになりました。

世界では災害や事故や病気、争いなんかで毎日、たくさんの命が失われてる

僕らに何かを託すように消えてゆく命

僕らは明日へ何を繋いでゆけるだろう・・・

今日3月11日 東日本震災から7年が経過しました。

そして熊本地震から約2年

亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

投稿者: こころのはる

✦装心録 ― Spring-of-Heartのこころ日記✦ こころへ届ける jewelry & accessories Spring-of-Heartの装心録(Heart-diary)へようこそ。 Spring-of-Heartのモチーフは “こころ”。 日々の暮らしの中で出会う出来事、胸に灯る想い── それらをカタチに変える旅を、僕らは続けています。 その想いは、行動となり、カタチとなり、 やがて誰かのこころへと届く。 装心具を身につけるすべての人たちが、 新たな一歩を踏み出し、 笑顔に包まれる日々を過ごせますように。 僕らはその願いを“ひとつの想い”として、 ひとつひとつの装心具に託しています。 装心具たちは── 灯の下で生まれた、こころの欠片たち。 どうぞ、ご覧ください。

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