――ふたりが洗った 手と器と、こころ。
その一滴から紡がれた、やさしさで満ちる“町のはじまり”の物語。
泡が弾けるたび、小さな灯りがひとつ生まれ、
やがて、それは町の窓々をあたたかく照らしはじめる――

装心具展 2025「最後の絵画『真実のマーガレット』」のなか
もう一つの装心具。
それは、
まだ町が町になる前のこと。
洗われたのは、
手と器と、そして――こころ。
ベルルとビストは、
特別な力を持った魔法使いではなかった。
ただ、目の前のことを大切にするふたりだった。
汚れた器を洗い、
冷えた手を温め、
言葉にならない想いを、
そっと瓶に閉じ込める。
その瓶は、
願いを叶える魔法の瓶ではない。
奇跡を起こす力もない。
けれど――
やさしさが満ちた時間を、
確かにそこに残す瓶だった。
洗い終えた器が並ぶ夕暮れ。
ふたりの手に残ったのは、
疲れよりも、
「今日もちゃんと生きた」という静かな実感。
その積み重ねが、
やがて町になり、
人が集まり、
物語が生まれていく。
魔法とは、
派手な光ではなく、
こういうものなのかもしれないね。
ベルルとビストの魔法の瓶は、
今日もどこかで、
誰かの“ささやかな一日”を支えている。
――
やさしさで満ちる、町のはじまりの物語。

— The hands they washed, the vessels they cleaned, and the heart.
From a single drop, a story was woven—
the beginning of a town, filled with kindness.
Each time the bubbles burst,
a small light was born,
until at last,
those lights began to warm the windows of a growing town—
Within Jewelry of the Heart Exhibition 2025
“The Last Painting: The True Margaret,”
there is another piece.
It is a story
from a time before the town was a town.
What was washed
were hands, vessels—
and the heart.
Berlu and Bist
were not magicians blessed with special powers.
They were simply two people
who cherished what was right before them.
They washed stained vessels,
warmed their chilled hands,
and gently sealed unspoken feelings
inside a small bottle.
That bottle
was not meant to grant wishes.
It held no power to cause miracles.
And yet—
it preserved moments
quietly filled with kindness.
At dusk,
when the cleaned vessels were lined in a row,
what remained in their hands
was not exhaustion,
but a calm realization:
“Today, too, we truly lived.”
Those moments, layered one upon another,
became a town.
People gathered.
Stories were born.
Perhaps magic
is not dazzling light after all,
but something like this.
Even now, somewhere,
Berlu and Bist’s magic bottle
is gently supporting
someone’s small, ordinary day.
—
A story of a town’s beginning,
filled with kindness.

2025年の装心録/こころ日記は今日で最後。
今年も残りわずか、みなさんはどんな一年でしたか?

2026年 丙午
スプリングオブハートは
2026年もこころと技をさらに磨きながら、
時にそよ風に乗りながら
飛ばされすぎないように、
ほどよく大地に根を張り、
エンジン全開で三千年後に語られる
”ちょっぴり前向きになれる物語”と”想いを忘れない証”を
カタチにしてゆきます。
その他いろんなことにも挑戦、
励んでいこうと思います。
少なくともあと1115年くらいはつくり続けていたいなぁ♪
この一年もありがとうございました♡
みなさんも良いお年をお迎えくださーい♪
アトリエは2026年1月13日より再開予定です。
その前に来たいなぁと思う方いましたら
お問い合わせくださーい♪
できる限り対応いたします!!

《すべてのこころへ届くよう 想いを込めて》
スプリングオブハートのモチーフは、
こころ。
こころの森で、生まれたもの
むかしむかし、
こころの奥の、誰も知らない小さな森に
「想いのかけら」がぽとりと落ちました。
そのかけらは、
風の音を聞いてかたちを考え、
月の光に照らされながら色を選びました。
ときどき、失敗もしました。
「これじゃない」と、森の木々が首をふるのです。
でもそのたび、またゆっくり、
何度でもはじめからつくり直しました。
そうしてできたのが――
Spring-of-Heartが象る、
小さな、でも大切な装心具。
それは、ただ身につけるものではなくて、
持つ人の心に寄り添って、
ときに勇気を、ときにやさしさを届けてくれる
魔法のようなもの。
朝がつらいとき、
なぜだか笑えるとき、
ほんの少しだけ前を向きたいときに
そっと、そばにいるためのものです。
あなたの物語にも、
このちいさな光が、
静かに灯りますように。

誰もが自分の物語をもっている
身に着けることで忘れない想いのしるし♪
Spring-of-Heartを
あなたの物語に そっと添えて
頂けたら嬉しいです♪ そして
モノづくりへの想いも
もっと知って頂きたいです。
日々全力でこころと技術を磨いて装心具をつくっていきます。
どうぞよろしくお願い致します。
お手入れなどに関して→【100年200年と受け継がれるもの】
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▼こちらはSpring-of-Heartのカタログ(※PDF形式)です。
Spring-of-Heart物語ご覧ください♪

装心具を一部取り扱って頂いています
YAMAKI BAR 【多治見市栄町1-46 浪花ビル2F】
詳しくはコチラ→YAMAKI BAR
お近くへお住いの方はぜひ足を運んでみてください。

これは”ひとつのきっかけ”にすぎない
ここから先は身に着ける
あなたの物語へと繋がってゆく・・・
in your heart
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Spring-of-Heart
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info@spring-of-heart.comまでお問合せ下さい。
※土・日曜・定休日のご注文やお問合せの返信は 翌週月曜・定休日明けに なる場合がございます。ご了承ください。

”アトリエSpring-of-Heart/こころのはる”
ここでは”3000年後に語られる物語&想いの装心具がつくられています![]()
Spring-of-Heartのカタログ(PDF形式)
Spring-of-Heart物語
https://kokoronoharu.handcrafted.jp/
こころ日記・装心録/HEART DIARY
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