誰もが胸を震わせ、笑顔になれる場・時をつくりたい──
そう願ったひとりの男がいた。名は、パシアヌ・テトス。
彼は夢をかたちにするべく、とある地に巨大な闘技場――
ヒーローズコロッセオの建設に着手する。
ところが、建設十六日目。
柱の基礎を築くため、作業員たちが地面を掘り進めていたそのとき――
突如、**ドドーンッ!!**という轟音が大地を震わせた。
土煙の中から現れたのは、
まるで花が咲いたかのような文様に彩られた円墳。
掘り進められた横穴には、時間が眠るように、
小さな部屋と石棺が隠されていた。
石壁には、
シャボン玉やタンポポの綿毛を空へと吹き放つ幼子の姿が描かれ、
その石棺の中には――
一本の笛が、静かに収められていた。
名は**“生命の息吹”**。
パシアヌ・テトスは、その笛を手に取り、
円墳の中央に立つと、
大きく息を吸い込み、力強く吹き鳴らした。
その音は――
**「わたしはここに在る」**と叫ぶように、
青く澄み渡る空へと響き渡った。
以来、ヒーローズコロッセオでは、
闘いの幕開けに、この笛の音が高らかに鳴り響く。
緊張の空気を裂くように。
見守る者たちの胸を打つように。
挑む者たちの背を押すように。
そして、その音は問いかける。
「あなたは、ここに在るか?」
笑顔のために。
この瞬間を、生きて在る証として。
“生命の息吹”は、
今日もどこかで、誰かの胸に響いている。
撮影:D5300
誰もが自分の物語をもっている
身に着けることで忘れない想いのしるし♪
Spring-of-Heartを
あなたの物語に そっと添えて
頂けたら嬉しいです♪ そして
モノづくりへの想いも
もっと知って頂きたいです。
日々全力でこころと技術を磨いて装心具をつくっていきます。
どうぞよろしくお願い致します。
お手入れなどに関して→【100年200年と受け継がれるもの】
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これは”ひとつのきっかけ”にすぎない
ここから先は身に着ける
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